猫ちぐら
稲わらで作った猫の住まいです
関川村の民芸品「猫ちぐら」
関川村独自の民芸品
その昔、農家で使われた子守りのためのゆりかごを「ちぐら」といいました。これを猫用に改造したものが「猫ちぐら」です。手から手へ、技と心で受継がれてきた伝統の民芸品は、かわいい猫が快適に住めるよう改造されて今の形に至っています。
材料は100%天然の稲わらを使用しています。わらは保温性が高く、通気性も良いので、冬は暖かく夏は涼しい猫にとって快適な住いとなります。この猫ちぐらを作るのにコシヒカリのわら約20杷、日数約一週間を要します。ひと編みひと編み、しっかり編み込んで作ったワラのぬくもりと素朴さが自慢の愛猫の館です。
ちぐら(つぐら)は「稚座」と書き、新潟の方言で籠のことを指します。現代になって猫用に作られたちぐらは、特に形が決まっているわけではなく製作者の個性により様々な形状のものが存在するそうです。かまくら型や、壺型のものが一般的と言われており、籠状のものはほとんど見かけないそうです。
その昔、農家で使われた子守りのためのゆりかごを「ちぐら」といいました。これを猫用に改造したものが「猫ちぐら」です。手から手へ、技と心で受継がれてきた伝統の民芸品は、かわいい猫が快適に住めるよう改造されて今の形に至っています。